当学会では、先進的な心臓鍵穴手術(完全内視鏡手術)の定義を明確にし、
この大切かつ安全な手術方法を積極的に普及させることを目指しています。
さらに、心臓外科医間の意見交換と技術向上を促進するための様々な事業を展開しております。
これにより、心臓手術の質の向上と患者様の治療成果の改善を目指しています。
当学会は、心臓手術の分野での技術革新と患者様の福祉向上に尽力してまいります。
あらゆる治療が低侵襲化するなかで、心臓外科の領域でもロボット心臓手術や小切開手術(MICS)を開始する施設が増えてまいりました。同じ低侵襲治療でも、外科医や施設によって傷口の大きさが異なります。例えばロボット手術は小さい鍵穴のような穴だけで手術を行うことが最も大きなメリットであり、小切開手術と切開の大きさは違わなければなりません。
このたび、一般社団法人日本心臓鍵穴手術学会を発足しました。発足した理由としては、体に対する影響を限りなく小さくするという、超低侵襲手術の目的を達成するため。また、内視鏡だけを用いた完全内視鏡手術の専門家が集まり、その技術試験などを集積し、より負担の少ない手術を広めていくためです。
同様の研究会は脳神経外科領域にはすでに発足しています。世界的に著名な福島孝徳先生が行っている「日本鍵穴手術頭蓋底治療研究会」です。その福島先生に、今回我々の心臓鍵穴手術研究会で顧問を引き受けて頂きました。